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10月16日発売の『ミシュランガイド京都・大 阪2010』のレストラン部門で、ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪市北区)とウェスティンホテル大阪(同)、京都ブライトンホテル(京都市上京区)がそ れぞれ1つ星を獲得。各ホテルとも掲載を記念する特別メニューなどを提供し、すでに集客効果が表れている。
中国料理店「香桃(シャンタ オ)」とフランス料理店「ラ・ベ」の2店が掲載されたザ・リッツ・カールトン大阪は、記念ランチ(7910円、9040円)とディナー(2万340円、2 万2600円)を発売。価格設定がやや高めとあって客足は微増にとどまっているが、それでも常連客が祝福に訪れたり、新規客の予約が増えたりと、反響が出 始めている。
中国料理店「故宮」が掲載されたウェスティンホテル大阪も、ふかひれや牛フィレ肉など高級食材を使った特別メニュー(ランチ 6500円、ディナー1万5000円)を18日から発売したところ、初日から利用客の問い合わせが殺到。1日に約160件の予約が入った日もあり、同レス トランの予約数は昨年同期比で2.5倍に達している。
京都ブライトンホテルのフランス料理店「ヴィ・ザ・ヴィ」は、京都の仏料理店では唯 一、星を獲得した。特別メニューは販売していないものの、問い合わせは急増し、満席で予約を断るケースも。また、通常はリピーター客が5割を占める同店だ が、問い合わせの約8割が新規客。ホームページへのアクセス数も3~4倍に増えるなど「関心の高さを実感している」(広報担当者)とホクホク顔だ。
世界同時不況などの影響により、ホテル各社は法人需要を中心に客室稼働率が低迷しており、それとともに館内のレストランなど料飲部門も需要は減少。こうした厳しい状況下、ミシュランは思わぬ救世主となっている。
しかし、平成19年に東京版が発行された際、星を獲得した店が酷評されるなど、ガイドブックの評価能力に対して疑問が指摘された。このため、料理店側にとって星獲得は一時的に客足が伸びる一方、あまりにも注目度が高く、状況によっては酷評の対象となる。
「一過性のブームに終わらせないためにも、また来店したいと思っていただける料理とサービスを提供しなければならない」とウェスティンホテル大阪企画広報課の栗山和子さんは話す。
掲載をバネに今後の集客につなげられるか。星を授かったホテルの力量が試されている。